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ととろ様、こんばんは。
公募の川柳と川柳雑誌の川柳、だいぶ異なりますね。
一般に川柳界と呼ばれる川柳吟社所属の川柳家による誌上の句は、「創作」と呼ばれる自由吟と、句会報での題詠による作品があります。実際には、これらも内容的に異なるはずです。というのは、創作は、あくまで作者自身の表現であり、作家の名前がついた作品として鑑賞されます。
句会吟は、通常では題と作品の間に働く面白さの関係が大切で、技巧上の上手下手は作家により異なりますが、本来の作家自身は後ろに隠れて見えません。
公募の川柳は、どちらかというと題詠に近いと思います。「サラリーマン川柳」や「マネー川柳」、「遺言川柳」など川柳に「○○」を冠したものが多く、属性川柳といわれます。これらの作品は、よい作品でも作家の個性があまり表に出ません。むしろ、大衆の共感ということをベースにした、古川柳のような作者不在の表現が多いといえます。
「本当の川柳」という言い方は誤解を生みそうですが、一般川柳も属性川柳も川柳の一部で、決して一般川柳だけが「本当の川柳」ではありません。
川柳は共感を媒体として成立するというアイデンティティーを江戸から引きずっています。そういった意味では、属性川柳こそ古くて新しい表現ということができるでしょう。
懸賞目的の公募川柳の内容と、作家の表現手段たる創作の違いは、もちろん大きいものがありますが、どちらも川柳という大きな土俵の一部です。どちらにも力をいれてください。
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