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【訂正】100キロ チャリティ駅伝

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 9月18日(月)10時28分51秒
  先日と、100キロチャリティ駅伝の案内をさせていただきましたが、一部訂正がございましたので、ご連絡いたします。
《訂正前》会費1,000円
《訂正後》会費2,000円
     チャリティ代、懇親会を含んだ金額になります。

集合時間等の変更は、ございません。

大変申し訳ございませんでした。
よろしくお願いします。
 
 

連絡遅くなりました。

 投稿者:井戸下  投稿日:2017年 9月16日(土)19時02分14秒
  お知らせです。
明日、17日の日曜例会は台風接近のため、集合メンバーで自主練になります。二丈走集館には行きませんので荷物車もありません。
 

100キロチャリティ駅伝

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 9月12日(火)20時44分17秒
  毎年恒例の、100キロチャリティ駅伝を下記日程で行います!みなさん、参加よろしくお願いします!

日時    平成29年9月24日(日)
           8時 集合  8時半 スタート
                           15時前後ゴール
                           その後軽く打上げ
場所   室見川 1000m地点
会費    1,000円
             チャリティ代と打上げ代含む

2キロを赤、青のタスキで繋ぎ、みんなで100キロ走ります!みなさんの力が必要です!タイム関係なく楽しくタスキを繋ぎましょう(^.^)
よろしくお願いします!
 

出張ら・ら・らん(ひょうたん島の巻)

 投稿者:テールランナー  投稿日:2017年 8月12日(土)16時10分50秒
   右手にビジネスバック、左手にスポーツバックを持ったスーツ姿の私に「どちらへ出張ですか?」と背後から聞かれて、振り向いて「徳島市です」。

 徳島への行き方は、福岡から空路では私が出張していた当時、1日2便の運航でした(平成29年8月は1日1便の運航)。福岡から陸路では岡山まで新幹線を利用して、そこから快速マリンライナーで高松まで行き、特急「うずしお」に乗り換えます。

 8月は有名な「徳島市阿波おどり」です。『えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…』と唄われ、このリズムで知られています。団扇や提灯を使って、時には勇猛に時には滑稽に、いなせな浴衣姿の男踊り。鳥追い笠(編み笠)を目深にかぶって少し顔を隠し、下駄を履き、二拍子の軽快で陽気なリズムで、うなじが美しく上品で艶めかしい裾払いで魅力ある女踊り。女踊りと男踊りが織りなす「徳島市阿波おどり」は魅惑の盆踊りです。

 ホテルに着くと、スポーツバックからランニングシューズとランニングウェアを出して、「ひょうたん島」を走る準備をします。この島は徳島市内中心部を流れる新町川と助任川に囲まれた中洲です。その形がひょうたんに似ているから「ひょうたん島」と呼ばれています。
 翌朝目覚めてホテルを出たら徳島市のシンボル『眉山(びざん)』が目に飛び込んできます。さて、新町川沿いの公園へ向かいます。先ずは、藍場浜公園を走ると壁泉、湧泉、噴水の流水に朝の光がキラキラと輝いています。それからボードウォークへと新町橋を渡り木の遊歩道は足音をコツコツと心地よく響かせます。木道を走り抜けて両国橋を渡ります。そこは、新町川水際公園です。一周して広場や階段テラスの様々な水流と朝のみずみずしい樹木を楽しみます。次に、かちどき橋を渡り疲れが出てきたところ、徳島中央公園の城山へ大手門を抜けて弁天池付近の登山道を踏ん張って上りたどり着いた。深呼吸した城山の眼下に徳島駅を見つけた。細道を下り、助任川を上流へ走ることで徳島市内を約1.5時間のランニングとなりました。ホテルでシャワーを済ませて、引き締まった体と信じて9時からの打合せに出かけます。

 ヤットサーヤットサーという掛け声で『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々』。イチにイチにと『走る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら走らないとソンソン』。
 

ボランティア募集

 投稿者:寺田  投稿日:2017年 7月19日(水)19時22分25秒
  毎年合宿に行っている、小石原も被災されました。今度の日曜日(23日)にボランティアに行きたいと思います。
希望者は寺田またはゆかりちゃんまで連絡下さい。
 

室見橋と愛宕大橋と

 投稿者:テールランナー  投稿日:2017年 6月20日(火)05時16分19秒
   室見川の河口には二つの橋があります。これらの橋のプロフィールを紹介しましょう。『室見橋』は橋脚4基の桁橋(けたはし)で、西区愛宕と早良区室見に位置する明治通りの架け橋です。橋の長さは113メートル、幅は21メートルで、昭和35(1960)年生まれです。『愛宕大橋』は橋脚5基の桁橋で、西区愛宕のマリナ通りと早良区百道のよかトピア通りを橋渡ししています。橋の長さは284メートル、幅は24メートルで平成7(1995)年生まれです。実は『室見橋』は二つの橋です。昔路面電車が走っていた本来の姿の両側に拡幅されて歩道がいます。拡幅された歩道は『室見橋側道橋』の銘があり、昭和55(1980)年生まれです。
 突然ですが、『室見橋』と『愛宕大橋』の間に”二つの川”があると。知っとう!?

 この二つの橋をフル・マラソン大会は東から西へと渡ります。『室見橋』は福岡国際マラソン、『愛宕大橋』は 福岡マラソンです。あたり前ですが、私はフル・マラソン大会でこれらの橋を走ったことはありません。それは、私のランニングタイムから2時間差し引いても福岡国際マラソンの参加資格には届きません。福岡マラソンはくじ運がないからとてもとてもダメです。ですから、私が渡るのは室見川ランニングクラブの練習となります。

 クラブの練習メニューで『愛宕大橋』と『室見橋』の2つの橋を走るコースがあります。東から西へと渡る時の『愛宕大橋』は私に立ちはだかります。それは、『愛宕大橋』が練習コースの中盤を過ぎて終盤に入る所にあるから、脚力や持久力が細い私は、渡るか or 渡らないか、でいつも悩むのです。右折して室見駅方面へ行くか、取りあえず直通するか。直進で渡ったとしても愛宕山を経由するか、都市高速の流れに従うか。『愛宕大橋』のたもとはいつも選択で悩ませてくれます。次に『室見橋』を渡ることになります。この橋は西区早良区を結ぶ動脈ですから交通量が多いです。歩道も人と自転車がひっきりなしです。ただし、室見川ランニングクラブの練習は日曜日の午前中ですからそれほどは混雑しません。ここまで来ればゴールは目と鼻の先となり足取りが軽くなります。ある日中学生の運動部に”こんちは”と言ったら優しく”頑張ってください”と逆に励まされた。やっぱし、なんとかかんとかクラブ練習をこなしている疲れた姿を中学生に見抜かれてしまった。さあ、一ノ堰まで、匙(さじ)を投げるはまだ早い。

 平日の夜に気が向いてちょこっとした練習で愛宕山を往復すると、『室見橋』は通勤通学帰りの人達で本当に混んでいます。混み合う場所ですから、人と人がすれ違う時に肩や身体を後ろに引いてくれます。時たまこの界隈に住んでいるクラブメイトがいっぱいの笑顔で声をかけてくれます。「あれ、練習すっと」「汗かいとらん」「珍しか」「なんばしよっと」などで、気分がしゃきんとします。ありがたいことです。

 最後に教えたる。『室見橋』と『愛宕大橋』の間には『向こう側とこっち側』があると。
 

2017レクレーション

 投稿者:渡邊  投稿日:2017年 5月18日(木)17時19分51秒
  レクレーションを行います。
雨の心配がなく誰でも参加できる屋内の種目(ボーリング)を2年連続で選びました。
多くの方(20名超)の参加で昨年以上に盛り上がり楽しみましょう。

1.日時・場所
  ・開催日 : 平成29年6月11日(日) 12:30~15:00
  ・場所  : 東洋スポーツパレス
          〒814-0022
          福岡市早良区原5-20-40  TEL 092-841-0561

2. 種目 ボーリング

3.競技内容
  ・2ゲームトータルの得点で順位を決定<グロスで行いハンデキャップは適用しません>

4. 表彰式 <ゲーム終了後行います>
  ・東洋スポーツパレス内のミーティングルームでビール・軽食を取りながら行います
  ・優勝、準優勝、飛賞 他 たくさんの景品を用意します

5. 会費
  2,000円/人

 不明な点は幹事へ問い合わせください  <幹事 渡邊、古藤、党>
 

2017室見川RCマラニック

 投稿者:大関悟、古川基範  投稿日:2017年 4月23日(日)18時18分17秒
  今年のマラニックコースが確定しましたのでご案内します。今年も見晴らしの良い低山トレイルと森林浴コースです。
ショートカットコースもありますので、会員の皆さんのご参加をお待ちしています。

2017年 室見川RCマラニック  2016年5月28日(日)

【集合場所・時間】
 天神:市役所玄関前広場 8:30

【マラニックコース】須恵~篠栗森林浴コース
市役所前 ~ 空港(4.5km) ~ 東平尾公園(2.5km) ~ 須恵川遡上 ~ 久我記念美術館(7km) ~ ささやきの小径(森林浴100選:1km)~ 皿山公園(ここまで15km) ~ 岳城山(たけじょうさん)展望台・山頂(4.5km) ~ 若杉楽園キャンプ場(1.5km=21km)~オアシス篠栗( 5.5km)  Total 26.5 km
【オプション】篠栗森林セラピーコース
若杉楽園キャンプ場~(荒田コース)~ 米ノ山展望台(2km)~荒田高原(2km)~(あじさいコース)~山王天空会館前(3km)~ オアシス篠栗(3km=10km) Total 31 km

 今年も会員の皆さんがあまり馴染みのない福岡市東南の近郊の志免町、須恵町、篠栗町を走ります。天神からまず福岡空港を目指します。空港通りでタイミングが良ければ飛行機の発着を滑走路南端まじかで見学(迫力抜群)。東平尾公園を抜け須恵川河畔を遡上して上須恵の久我記念美術館前から「ささやきの小径(森林浴100選)」を経て皿山公園に至ります(ここまで15km)。ここから林道、山道を辿り、岳城山展望台・高鳥居城祉(山頂381m)で昼食。展望台からは福岡市内、博多湾、三郡山・背振山系を一望する展望抜群のスポットです。山頂から若杉楽園に下り、ここからオアシス篠栗へ(26.5km)。走り足らない人は若杉楽園から篠栗森林セラピーコースを辿り、米ノ山(593m)展望台へ。ここも福岡市内、遠く玄界灘が一望できる絶景です。さらに明るい杉並とあじさいの花が彩るアジサイロードを下ってオアシス篠栗へ(31km)。
 林道が多く山道も広く走り易いコースですが、道がやや複雑なので皆さん揃ってゆっくり走りましょう。コースの随所に篠栗四国霊場札所がありますので、余裕のある人はお参りをしながら走ってみてはいかが。

【走行距離】
~若杉楽園(18.5km)から 温泉・ビール直行コース( 5.5km)計 26.5 km
                             から 篠栗森林セラピーコース(10.5km)計 31 km

【打ち上げ場所・費用】:
クリエート篠栗(092-947-9999)人工温泉ですが、歩行浴、ミストサウナ、水風呂、寝湯、ジェットバス、電気風呂、打たせ湯、浮き湯、露天風呂と充実。
費 用:入浴料 60歳以上 230円 59歳以下 330円(安い!)
食 事:各種定食(ドリンクバー付き)All 680円 うどん、そば、ピザ、パスタ、他(とにかく安い!)

【荷 物】
入浴後の着替えなど各自で携行して下さい。走路随所にコンビニや自販機、WCがあります。
弁当は須恵町のコンビニかスーパーで購入します。

【帰 路】
目の前がJR篠栗駅です。篠栗線で博多駅まで15-20分(1時間に5本)280円

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ザ フル・マラソン

 投稿者:テールランナー  投稿日:2017年 4月 2日(日)14時43分26秒
   博多発の臨時列車かもめ81号が着いた。駅の恵比寿さん像が迎えるホームに客車からランニングシューズを履いてスエットの上下の人が降りる。そしてそこには、多くのランナーの姿が溢れる。シカゴ、ボストン、ロンドン、ベルリン、ニューヨークを世界5大マラソンと言う。でもね、公式距離42.195キロの同じ距離を走る「さが桜マラソン」も何番目かは知らないけれど、世界で一つ、Only oneのフル・マラソン大会である。僕の年にいちどのフル・マラソン大会は、風はまだ少しだけ冷たいけれど 空はどこまでも晴れ渡っている♪♪

全ての都道府県から参加があったと開会式の挨拶は教えてくれる。ランニングシャツの胸に輝く「室見川RC」の文字に、身体能力が乏しい僕はいつも気後れしている。僕のこの周りはスタートブロックDの皆さんだ。談笑している。ヘッドホーンで音楽を聴いている。準備運動を続けている。これから先を見つめている。ベテランも初心者も、20代と思える若き女性も白髪の老いた男性も、タイムを競わない、早いより楽しく遠くのゴールを狙う。

スタート

スタート号砲で動き出すスタートブロックDはしばらく歩いてスタートラインを越えた。空が広い佐賀市内の中心街を回り、楠の青葉が茂る佐賀城址のお堀端までおおよそ5キロあるところ、多くのランナーに走るペースを狂わされないように、ここからムリすると続きません、いつもと同じように走る。競技場からすぐに浮立(ふりゅう)が舞い、沿道で中学生の吹奏楽は星野源の”恋”を奏でる。

12キロ過ぎたら、ようやく市内を抜け出したという感じになる。ほっとひと息というところで、舗装された国道から幅広い農道に入る。全国屈指のフラットコースらしいが、路面の凸凹や亀裂は僕の走りには迷惑でここはとてもフラットとはいえん。春耕を待つ田圃が広がるちくし平野のただ中の農道に観衆は一人もおらん。走る響きだけが心地よく耳に入る。ザッザッと周りがほぼ同じスピードで、足音だけがリズミカルに響く。ザッザッの足音は設定した自分自身のタイムをクリアできるかできないか。時折、空の高いところで雲雀の鳴く。

中間点を過ところで、黄色い菜の花が咲く吉野ケ里歴史公園の中を走ると僕は弥生時代のはじめ人間ギャートルズとなり、なんにもない草原にかすかにやつらの足音が聞こえて、櫓跡を楽しむ。さて、現代社会に戻り僕の頭脳で走る距離の引き算が始まる。中間地点のタイムに後半の疲労を足し算すると「これくらいのタイムで走ろう」の目標時間内に走り切れそうもない予感がする。

25キロを超えたあたりで、このままの走りでは何時ものようにストーンとスピードが落ちてしまう。昨夜、「マラソンは足だけでなく手をしっかりと振って走るのよ」と全く運動しない僕のかみさんからアドバイスされた。そんな大きなお世話を思い出して、僕は肘を後ろに引くように振ることだけを意識する。それ以外、今のところ差し迫った問題はなにもない。ただ走っている。水分を補給していると「がんばれ、室見川、しっかり」と声が掛かる。室見川RCのエリートランナーでない僕を盛り上げてくれる。思わず苦笑いして、ハイタッチした。

30キロ先の最後の折り返し点を回ると、食いしばり諦めないで走らなきゃいけない、空にそびゆる天山の山なみをさして黙々と走る。「室見川、がんばって」の黄色い応援の素晴らしさに、精根尽き果てた脚を僕は美しくテンポアップする。

37キロあたりの多布施川沿いに並んでいる桜はまだ咲いていない。本格的な疲労で何もかもがつくづくいやになってしまう。ああ、もういやだ。これ以上走りたくなんかない。どう考えたって僕の体内エネルギーは完全に底をついている。ここらで小城羊羹とプチ・ブラックモンブランを美味しくいたき、エネルギーが補給できた。

40キロを越え「あと2キロ、がんばって」と沿道から元気で明るい声が耳に飛び込んでくる。僕の思いが積もる、「感謝。けどね、口で言うのは簡単だよ。」走りを止めずに半歩前に足を置いて進む状態です。競技場に着いて200メートル先のゴールがとても小さく見えた。トラックでダッシュするランナーがいる。その姿を僕は眺めて、最後だから死力を振り絞ってスピードを出そうと思うけど、どうしても脚が上がらない、足が前に伸びない。

ゴール

やっとこさゴールにたどり着く、やれやれ歩ける。もうこれ以上走らんでよか。達成感なんてものはこれぽっちもない。あるのは、それなりに駆け抜けた安堵感だけたい。

スタートからゴールまで走り終えたフル・マラソン、競技場のグリーンの芝に脱いだブルーのランニングシャツを置いて、クラブの皆さんへありがとうございました。

 

青いタオル

 投稿者:テールランナー  投稿日:2017年 2月16日(木)05時32分28秒
   今は昔、いつだったかを覚えてはいないけど、「しらうおマラソン大会」だったと思う。

 3KMコースの大会本部受付に親子連れが近づいてきて、「昨年はお世話になりました。」と言いながら、母親は黄色いリボンで結わいた袋を受付のテーブルに差し出した。娘は母親からちょいと離れて、しぶしぶ連れられてきたのだろう、頬に不満の膨らみがかすかに出ていた。体に脂肪がつき始めたのか、ふっくらとした母親はとても運動好きとは思えない。だってだって、似合わない真新しいジャージ姿に運動靴が輝いている。受付票を差し出して「今年は、私が走ります。」と娘をちらりと見て小さな声で言った。

 昨年は少女が1.5KMコースのスタートラインに立っていた。長身ですらりと瘦せていて、利発で負けづ嫌いな何かしら大人びたものが感じられる。黒髪を垂らして、オレンジ色のシャツにホワイトパンツを上手に着こなしている。気持ちが強いのだろう、スタートの先頭に男子児童と並んでほぼ中央に立つ。恐らくエース格に違いない。このレースで上位入賞、いや本心はチャンピオンを密かに思い描いているだろう、緊張がうかがえる。

 まだあどけなさが残る小学生は、せく気持ちをじっとできない。スタートまで十分な時間があるのに身体が先走り、前へ前へと体重を移動する。我がクラブの誘導者が「まだまだ、待たんかい」「押し合いはせんと」「スタートラインを踏まんで、さがりんしゃい」。何度言っても、子供達は打ち寄せる波のようにクラブの誘導者が叫ぶと遠ざかり、抑えきれない走りたい気持ちがスタートラインににじり寄る。

 「位置について、用意」・「パーン」

 前へ一挙に踏み出す。スタート前の緊張から解き放されて、無邪気な子供達は無心に前へでる。少女は強いスライドで、鋭く蹴り上げ土手側を先頭集団で走っている。折り返し点をうまく折れて川沿い側を走る。風なのか気持ちなのか足がからんでふわっとして倒れた。少女を後続ランナーが通り過ぎていく。抜かれることに慣れていない彼女は、すり傷で血が滲む腕の痛みよりやり場のない悔しさに座り込んでしまった。かろうじて起きあがり、耐えてゴールまで走った。

 ゴール後、我がクラブのメンバーが少女の腕のすり傷に気付き、チームドクターに応急手当をお願いした。娘は渋い顔をしていた。優しく、「どこが痛いのか」と聞く。穏やかに、「痛がっているところ」を確認する。ゆっくりと「止血しているか」と腕を診る。
 手足などに「変形」や「腫れ」はなく、皮膚に擦傷がある。土砂などで汚れている傷口をきれいな水で洗い流し消毒して滅菌されたガーゼで覆った。骨折の疑いはないが、チームドクターは少女の傷は身体ではなく、心と見抜き、折れた少女の気持ちの痛みも和らげるために大きな青いタオルで腕を吊るしてあげた。そして、「動かすと異常に痛いなら、早く整形外科を受診して、適切な処置を受けてくださいね」と念押しをした。
  今日の様子では少女の外傷は治っている。もう少しで完治すると受付を見ていたチームドクターは感じた。

 トップランナーがゴールテープを切ってから、ずいぶんと時間が過ぎて、レースの終盤を飾るランナー達が室見川の河川敷を続々と走って一ノ堰のゴールに向かっている。

 さて、母親の姿が見えてきた。2㎞地点は過ぎている。娘のいる残り200mはすぐ先。普段運動していないことが判る。ゆっくりと腕を振り、動きはリズミカルだが、足取りは鈍く、目を半開きにし、大きく肩を落として息があがっている。ゴールにたどり着けるか?速足よりも遅い走りである。
 精一杯の走りは誰にでもわる。この大会で娘がまた喜んで走って欲しいという願いがあふれている。

 そもそも走るという事は、願いや、祈りや、よろこびを誰かに届けたい思いの動作ではなかったか。

 一所懸命に走るお母さんへ自然に声や拍手の応援が集まってくる。そのなかに娘の姿がある。たくさんの応援の中に、なりふり構わず「ママ、ママ。もう少し、すぐよ」声を張り上げている。あれ、娘が黒髪を揺らし、お母さんと並んでいっしょに走っている。さあ、ゴールだ。

 すべてを見届けたチームドクターは静かに黄色いリボンを解いて、ゆっくりとふっくらと洗い上げれた青いタオルを手にして微笑んだ。

 ※このお話はフィクションです。ストーリーや登場人物は創作されたもので、事実ではありません。
  事実は、今年(2017年)3月12日(日曜日)の「しらうおマラソン大会」が、室見川河川敷ジョギングコースで、第27回を迎えます。
 

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